企業ホームページを制作する際、WordPressテーマを利用することで、比較的安価に高クオリティに仕上げることができるためおすすめです。デザイン性、機能性、SEO対策に優れたテーマを選ぶことで、ユーザーにとって使いやすく、集客効果の高いホームページを構築できます。
2024年現在、WordPressテーマの市場は急速に進化し、企業のニーズに合わせた多様なテーマが提供されています。そこで本記事では、最新のトレンドと機能を反映した、企業ホームページに最適なWordPressテーマを3つ厳選してご紹介します。
これからWordPressでホームページを構築しようと考えている方は、テーマの選び方やインストール方法も参考にしてください。
企業ホームページの制作にはWordPressテーマの利用がおすすめ
WordPressテーマは、企業ホームページ制作の効率を大幅に向上させるツールです。
本来ホームページを構築するためには、HTMLやCSSなどのプログラミング言語を用いるのが一般的です。プログラミングやデザインスキルが求められるため、その分制作費用は高くなり、かつ完成までにも時間がかかります。
しかし、WordPressテーマを活用することで、プログラミングやデザインにかかる工数を削減できるため、比較的安価で早く企業ホームページを構築できます。
WordPressテーマとはホームページを作るテンプレートのようなもの
WordPressテーマとは、ホームページのデザインを構築できるテンプレートのようなものです。すでにある程度完成された型を使用したり組み合わせたりすることで、自社に適したホームページのデザインを簡単に構築できます。
制作会社でも、WordPressテーマを使用してホームページを制作するのが主流になっています。
従来よりも工数を削減できるのでリーズナブルな価格でホームページが制作できるうえ、品質も高いためおすすめです。
WordPressテーマの無料と有料の違い
WordPressテーマには無料のものと有料のものがあるので、それぞれの特徴を以下の表で比較しました。
無料テーマ | 有料テーマ | |
---|---|---|
料金 | 無料 | 1万5千円~2万円程度 |
機能 | 制限がある | 制限がなく、機能が豊富 |
特徴 | ・カスタマイズに時間がかかる ・サポートが少ない | ・カスタマイズの必要性が低い ・メールサポートなどの対応がある |
無料テーマは、初期コストを抑えられる点がメリットですが、機能に制限がありカスタマイズに多くの時間を要する傾向があります。
一方、有料テーマは初期投資こそ必要ですが、豊富な機能や充実したサポート、定期的なアップデートなど、多くのメリットがあります。
有料テーマは、豊富なデザインや高度な機能だけではなく、定期的なアップデートがあるのでセキュリティ面でも優れています。また、サポートも充実しているため、何か問題があった際もすぐに解決できます。
企業ホームページを長く運用していくことを考えると、カスタマイズ性や機能面が豊富な有料テーマを利用するのがおすすめです。
WordPressテーマの費用相場
一般的なWordPressテーマの費用相場は、1万5千円〜2万円程度です。機能やサポート内容によっては1〜6万円程度の価格差があるので、機能と費用を比較しながらテーマを選ぶことが大切です。
また、WordPressテーマには「買い切り」と「サブスクリプション」の2種類があります。買い切り型は一度の支払いで永続的に使用できますが、サブスクリプション型は定期的な支払いが必要です。
企業ホームページは長期的に運用していくので、トータルでかかる費用を加味してコストパフォーマンスが高いテーマを選びましょう。
企業ホームページを制作する際のWordPressテーマの選び方
WordPressテーマは1万以上あるので、どういう基準でテーマを選んだらいいか悩んでしまうかもしれません。
そこで、企業ホームページを制作する際のWordPressテーマの選び方として、4つのポイントを紹介します。
デザインの幅が広いか
企業ホームページのWordPressテーマ選びでは、デザインの自由度は重要な要素です。
テーマによってはブログ型やコーポレート型のみなどのように、デザインが限定される場合もあります。豊富なテンプレートオプションやカスタマイズ性の高いテーマを選ぶことで、企業のブランドイメージに合致したデザインを実現できます。
制作事例やサンプルサイトを確認して、自社に適したデザインのWordPressテーマを探してみましょう。自社イメージとデザインを合致させることで、ブランド認知度の向上につながり、オンラインでの集客を促進できます。
SEOが考慮されているか
企業ホームページを多くのユーザーに認知してもらうためには、SEO(検索エンジン最適化)が不可欠です。検索順位が高くなればなるほど、露出が増えるので集客効果が高くなるためです。
WordPressは基本的にSEOに適した構造を持っていますが、さらにSEOを強化したテーマを選ぶことで、検索結果で順位を向上できます。
SEOに最適化されたテーマには、以下のような特徴があります。
- 適切なHTMLマークアップ
- 高速な読み込み速度
- ソースコードや内部対策の充実
- モバイル対応デザイン など
上記に対応したテーマを選ぶことで、検索エンジンから高品質なホームページやコンテンツだと評価され、検索順位の向上が見込めます。
集客や売上アップのためにホームページを制作するのであれば、検索エンジンからの集客に期待できるSEO効果の高いWordPressテーマを選びましょう。
サポートは充実しているか
WordPressテーマのサポート体制は、企業ホームページを長期的に円滑に運用するために重要な要素です。WordPressに詳しくなくても、サポートが充実していれば、技術的な問題や運用上の課題にも対処できます。
有料テーマを選択すると、以下のような手厚いサポートを受けられます。
- テーマ専用の掲示板で質問できる
- メールで個別に質問できる
- さらに個別の質問や相談ができる有償オプションがある
定期的なアップデートとバグ修正を行っているテーマ開発者のサポートは、操作上の問題やセキュリティリスクの低減に不可欠です。
企業ホームページ用のWordPressテーマを選ぶ際は、長期運用を見据えてサポート体制の充実度を重視しましょう。適切なサポートを備えたテーマを選択することで、本業に集中できる環境を構築できます。
費用は適切か
適切な費用のWordPressテーマを選ぶことは、投資対効果を最大化する上で重要です。
テーマには、買い切り型とサブスクリプション型の2種類があります。買い切り型は初期投資が高くても長期的にはコスト効率が良く、サブスクリプション型は定期的な支払いが必要ですが、継続的なアップデートとサポートが受けられます。
単なる購入価格だけではなく、提供される機能の範囲やカスタマイズの容易さ、サポートの質やアップデートの頻度などを総合的に考慮しましょう。高価格のテーマでも、機能やサポートが充実していれば、長期的な費用対効果が高くなります。
適切な費用のテーマを選ぶことで、初期投資を抑えつつ、長期的な運用コストの最適化と企業ホームページの継続的な改善を実現可能です。
企業ホームページにおすすめのWordPressテーマ3選
前述したWordPressテーマを選ぶポイントを踏まえて、企業ホームページにおすすめのWordPressテーマを3つ厳選してご紹介します。
それぞれに機能や費用が異なるので、特徴を比較してみてください。
SWELL
SWELLは、企業ホームページ制作において非常に優れたWordPressテーマです。その高いカスタマイズ性とSEO最適化機能が、多くの企業から支持を集めています。
SWELLの主な特徴は以下の通りです。
- 使い心地を追求したブロックエディター
- コンテンツ制作をサポートするカスタムブロック
- シンプルで美しいデザイン
- 広告の設置や管理も容易
- 安心の買い切り型
Di-na Di-naでは、過去1年間に制作したWebサイトの80%以上でSWELLを採用しています。
SWELLはコーポレートサイトだけではなくメディア運営にも適しているので、ブログやニュースサイトなど、定期的にコンテンツを更新する企業サイトに最適です。
SEO対策に特化した機能もあるので、コスト効率の高いホームページ運営を目指す企業にとって、SWELLは非常に魅力的な選択です。
Snow Monkey
Snow Monkeyは、企業ホームページ制作で高い評価を得ているWordPressテーマの1つです。高いカスタマイズ性と直感的な操作性が特徴で、多くの企業ホームページに採用されています。
Snow Monkeyの主な特徴は以下の通りです。
- 充実したサポートフォーラム
- カスタマイズ性に優れ、企業の独自性を反映したデザインが可能
- 技術的知識が少なくても直感で操作が可能
- アップデートで最新のウェブ技術とセキュリティに常に対応
一方で、Snow Monkeyには以下の点に注意が必要です。
- コラム制作に適していない
- 年間ライセンス費用が必要
Snow Monkeyは、セキュリティ面と技術的なサポートを重視する企業に適しています。ただし、コスト面とコラム制作については慎重に検討しましょう。
Elementor
Elementorは、その高いカスタマイズ性と使いやすさで、多くの企業から支持を得ているWordPressページビルダープラグインです。
テーマというよりはページ構築ツールですが、多くのWordPressテーマと互換性があるので、企業ホームページの制作に広く活用されています。
Elementorの主な特徴は以下の通りです。
- ドラッグ&ドロップで直感的な操作性
- カスタマイズ性が高く自社独自のデザインが可能
- リアルタイムで、変更を確認可能
一方で、Elementorには以下のような課題もあります。
- サイトが重くなり、読み込みが遅くなる可能性がある
- 日本語サポートがない
そのため、Elementorは、サポートに頼らずに直感で操作ができる人に適したテーマです。Elementorを適切に活用することで、印象的な企業ホームページの構築が可能です。
WordPressテーマのインストール・有効化手順
WordPressテーマを使用するためには、「テーマのインストール」と「有効化」が必要です。ここでは、Di-na Di-naがおすすめするSWELLの手順を解説します。
- 公式サイトからWordPressテーマを購入する
- ZIPファイルをダウンロード
- WordPressダッシュボードの外観→テーマから新規追加でテーマを追加
- 有効化
- SWELLの会員登録とメール認証
まず、SWELLの公式サイトからテーマを購入します。
購入後、テーマの入ったZIPファイルをダウンロードします。
このファイルには、テーマの全ての構成要素が含まれています。
WordPressダッシュボードにログインし、「外観」→「テーマ」から「新規追加」をクリックします。
その後、「テーマのアップロード」を選択し、ダウンロードしたZIPファイルをアップロードします。
アップロード完了後、「有効化」ボタンをクリックしてテーマを適用します。
SWELLを有効化したら、機能を全て使用するために会員登録とメール認証を行います。
SWELLのログイン画面にアクセスすると、上記の画面になります。
必要情報を入力し、同意文にチェックを入れて「登録する」をクリックすると会員登録は完了です。
WordPressのダッシュボードの「SWELL設定」→「アクティベート」をクリックします。
上記の画面に変わるので、赤枠内にメールアドレスを入力し、「認証リクエストを送信」をクリックします。
認証リクエストを送信すると上記の画面に変わるので、メールボックスを確認しましょう。
メール内のURLをクリックすると、認証が完了します。
認証が完了すると、上記の画像の赤枠部分に「(ドメイン名)は認証済みです。」と表示されます。
【まとめ】WordPressテーマを利用して素敵な企業ホームページを作りましょう
企業ホームページを効率良く制作するため、WordPressテーマの活用がおすすめです。予算や機能、サポート体制を加味して適切なテーマを選択し、競争力のある企業ホームページを構築しましょう。
デザインの自由度、SEO最適化、費用対効果を考慮すると、おすすめなのが「SWELL」です。テーマのインストールから有効化までの手順も解説しているので、これからSWELLを購入される方は参考にしてください。
WordPressテーマで効率良くホームページを作成して、オンライン上でも集客効果を高めていきましょう。