ホームページ制作の流れ・依頼する際に注意すべきポイントを解説

ホームページ制作の流れ・依頼する際に注意すべきポイントを解説

ホームページの制作を考えたときに、どのような流れで行い、何を用意したらよいのかなど、疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。

そこで本記事では、これから自社ホームページを制作しようと考えている方向けに、ホームページ制作の流れと依頼時の注意点を解説します。

初めての依頼でも希望通りのホームページを作りたい方は、最後までご覧ください。

ホームページ制作の流れ12ステップ

ホームページ制作は、通常2〜3ヶ月程度で完了します。

お問い合わせから公開までの具体的な流れは、以下のとおりです。

  1. 初回ヒアリング
  2. お見積もり
  3. 契約
  4. サイトマップの作成
  5. ワイヤーフレームの作成
  6. テキストの作成
  7. デザインの作成
  8. 画像の選定
  9. コーディング
  10. 最終確認
  11. 公開(納品)
  12. 保守・運用

上記のステップには初めて耳にする言葉もあると思うので、それぞれの内容を解説します。

初回ヒアリング

ホームページを制作する際は、初回に主にオンライン通話(ZoomやGoogle Meetなど)でヒアリングを行います。

ホームページ制作を通じて達成したい目的やホームページの規模、納期等を明確にするためです。

ホームページは、新規顧客の獲得、既存顧客への情報提供、ブランドイメージの向上など、目的に応じて内容が異なります。

同時に、何ページ作れば必要な情報を全て提供できるか、いつ頃公開を希望しているかを確認しないとプロジェクトの大枠が決まりません。

この初回ヒアリングを通じてビジョンや期待を具体的に把握し、適切な提案や計画を立てていきます。

お見積もり

初回ヒアリングで得た情報をもとにして、具体的なお見積もりを作成します。

このお見積もりは、ホームページ制作にかかる予算を把握するために重要なステップです。

まず、以下のような制作費用を全て算出します。

  • デザイン
  • コーディング
  • コンテンツ作成
  • テスト

さらに、テキスト制作やメンテナンスサービスなど、要求に応じた追加オプションの費用も詳細に提示します。

ホームページ全体の費用だけではなく、個別の制作費用を全て記載するため、オプションの増減を検討しやすくなり、予算オーバーや追加費用の発生などの問題も防止できます。

Di-na Di-naでのお見積もりは、質問への回答も兼ねてオンライン通話での会話も可能ですので、不明点があればお気軽にご相談ください。

契約

お見積もりに納得いただけた場合、次は契約に進みます。

契約は、ホームページ制作を正式にスタートさせるための重要な手続きです。

この段階では、制作費の半額を着手金としてお支払いいただきます。

着手金の支払いが確認できてから、正式にホームページ制作が始まります。

サイトマップの作成

サイトマップの作成

契約が締結されたら、次にサイトマップの作成に取り掛かります。

サイトマップとは、ホームページ全体の構成を示す重要な設計図のようなもので、必要なページとその内容の大枠を決定します。

このサイトマップの作成は、1〜2週間の期間をかけて行うのが一般的です。

ホームページ制作の目的やターゲットのニーズをもとに、どのようなページが必要かを検討します。

ホームページには通常「ホーム」「会社概要」「サービス紹介」「お問い合わせ」などのページを作りますが、業種や目的によっては、追加のページや特殊な機能が必要となることもあるためです。

サイトマップでは、各ページのタイトルや簡単な説明、ページ同士のリンク構造なども大まかに決めます。

サイトマップは、この後のワイヤーフレーム作成の工程でも重要な要素となります。

ワイヤーフレームの作成

サイトマップが完成した後は、ワイヤーフレームを作成します。

ワイヤーフレームとは、サイトマップをもとにどのページでどういった内容を掲載するかなど、ホームページの骨子を作成する工程です。

例えば、以下のような要素の配置を決めます。

  • ヘッダー
  • フッター
  • メインコンテンツエリア
  • ナビゲーションバー
  • サイドバー
  • バナー広告

各要素の優先順位や配置バランスを考慮しながら、ユーザーが使いやすい構造を設計します。

ワイヤーフレームの作成は、1〜2週間の期間をかけて行うのが一般的です。

ワイヤーフレームは、まだデザインや詳細な色彩が反映されていない、ラフスケッチのようなものです。

視覚的なデザインよりも、機能性や情報の整理に重点を置いて制作します。

このワイヤーフレームは、ホームページの完成イメージを具体的に把握する資料にもなるので、要望がある場合はこの段階で修正を依頼しましょう。

テキストの作成

ワイヤーフレームの完成後、ホームページに掲載するテキストを作成します。

ホームページのテキストは、企業の情報やメッセージをユーザーに伝えるために重要な要素です。

通常、テキストはクライアントが自社の情報をもとに作成しますが、必要に応じてライティングの依頼も可能です。

ライティングを依頼する場合は別途費用が発生しますが、プロのライターが業種やターゲットに合わせて最適なテキストを作成します。

テキスト作成では、まずホームページの目的を明確にしましょう。

例えば、製品やサービスの紹介、企業の理念や歴史、顧客の声やFAQの掲載など、各ページが果たすべき役割を明確にします。

次に、ターゲットを意識した文章を作成します。

ターゲットが一般消費者の場合、専門用語を多用せずに親しみやすく分かりやすい言葉を選びましょう。

テキストの質が高ければ高いほど、ユーザーに対する訴求力も増します。

魅力的なテキストは訪問者の関心を引き、サイト滞在時間を延ばし、最終的には問い合わせや購買行動に繋げる効果があります。

そのため、テキストの内容には十分に注意を払い、ビジネスに最適な情報を盛り込むことが必要です。

デザインの作成

テキストが完成すると、次にデザインを作成します。

ワイヤーフレームをもとに、各ページのビジュアルデザインを行います。

色使いは企業イメージを反映し、ユーザーに視覚的な一貫性を提供するために重要です。

フォントの選定も重要で、ユーザーの読みやすさを考慮しながら、全体の雰囲気に合ったスタイルを選びます。

レイアウトに関しては、ワイヤーフレームで決定した構造をもとに、各要素を最適な位置に配置します。

ユーザーが直感的に操作できるデザインを目指し、視覚的な階層構造を明確にすることが重要です。

このデザイン作成には、2週間から1ヶ月を要します。

ここで決まったデザインは基本的には変更できないので、デザイン案をこまめに共有し、クライアントの意見を取り入れながら修正を行います。

画像の選定

デザインが確定した後に、ホームページに掲載する画像を選定します。

画像はホームページの視覚的な魅力を高め、ユーザーの関心を引くために重要な要素です。

基本的には、クライアントが自社のロゴやイメージ画像を提供します。

製品画像やイベント写真などは、自社にしか用意できない独自の素材です。

画像が用意できない場合、Di-na Di-naでは無料および有料の素材画像の提供も行っています。

全てお任せしたい方は、こちらで画像をお探しするのでご安心ください。

画像の選定が完了したら、ホームページの各ページに適切に配置していきます。

コーディング

コーディング

次に、デザインを実際のホームページに反映させるコーディング作業に移ります。

コーディングは、視覚的なデザインを忠実に再現し、ユーザーにとって使いやすいホームページを構築するために必要な工程です。

デザイナーが作成したデザインをもとに、HTMLやCSS、JavaScriptなどのプログラミング言語を使ってコーディングを行います。

コーディング作業には、2週間から1ヶ月程度の期間がかかるのが一般的です。

コーディング作業中も、定期的にクライアントに進捗を報告し、必要に応じて調整を行います。

コーディングが完了すれば、ホームページはほぼ完成です。

最終確認

コーディングが完了した後は、完成したホームページの最終確認を行います。

クライアントに全ページを詳細にチェックしていただき、最終的な修正点や改善点を確認します。

各ページがデザイン通りに再現されているか、すべてのリンクが正しく機能しているか、画像やテキストが適切に配置されているかなど、細部まで確認が必要です。

デザインだけではなく、以下のような機能面のテストも行います。

  • フォームの送信
  • 検索機能の動作

最終確認を経て校了した後の修正は、原則として追加費用が発生します。

そのため、この段階でできる限り細部まで確認しましょう。

公開(納品)

最終確認が完了し、クライアントからの承認を得た後にホームページを公開します。

この段階で制作費の残金をお支払いいただき、確認が取れてからホームページを正式に公開します。

保守・運用

ホームページを公開後に考慮すべきなのが、保守と運用です。

ホームページは一度作成して終わりではなく、常に最新の状態を保ち続けることで、効果を最大限に発揮できるからです。

ホームページに掲載される情報は、ビジネスの進展や市場の変化に応じて常に最新のものにしておきましょう。

例えば、新製品の情報やキャンペーンの告知、ブログ記事の追加などです。

訪問者にとって有益な情報を継続的に提供してサイトの訪問者数を増やし、リピーターを増加させます。

検索エンジンも定期的に更新されるサイトを評価するため、SEOの観点からもこまめな更新は有利です。

また、ホームページの運用にはセキュリティ対策が不可欠です。

特に、個人情報を扱ったりオンライン取引を行ったりするホームページでは、セキュリティの強化が欠かせません。

ソフトウェアのアップデートやセキュリティパッチの適用、定期的なバックアップの実施などが必要です。

Di-na Di-naでは、別途費用が発生しますが定期的な更新やセキュリティ対策を行い、クライアントのホームページが安全に運営できるようサポートしています。

ホームページ制作を依頼する際の注意点

ホームページ制作を依頼する際の注意点

初めてホームページ制作を依頼する方向けに、依頼する際の注意点を3つ紹介します。

ホームページ制作は、制作会社に全てお任せでは希望する形にするのは難しいです。

より細かくイメージを伝えることで、希望通りのホームページを制作しましょう。

ホームページ制作の目的を明確にする

ホームページ制作では、目的を明確にすることが大切です。

何のためにホームページを制作するのか、その目的を具体的に定めておくことで、制作過程での方向性がぶれることなく作業を進められるためです。

具体的には、顧客獲得を目指すのか、企業イメージの向上を図るのかによって、デザインやコンテンツの方向性が大きく異なります。

顧客獲得を目指す場合、コンバージョン(商品購入や問い合わせなど)率を高めるためのランディングページやフォームの設計が重要です。

一方、企業イメージの向上を目指す場合、美しいビジュアルやストーリーを重視したデザインが求められます。

目的を明確にするとホームページ制作全体のクオリティが向上し、自社が希望とするホームページが完成します。

予算を決めておく

ホームページ制作をスムーズに進めるためには、あらかじめ予算を決めておくことが必要です。

予算を明確にすると、制作途中での無駄な出費を防止できるので、必要な機能や重要な要素にリソースを注力できるためです。

制作費用には、デザイン、コーディング、コンテンツ作成、SEO対策など、さまざまな要素が含まれます。

予算がオーバーした場合、追加予算を確保できるのか、あるいは優先順位をつけて実現したい内容を絞るのかなどの具体的な対応策を用意しましょう。

予算内で重要な機能やページに優先順位をつけることで、コストパフォーマンスの高いホームページを制作できます。

納期を決めてスケジュール通りに動く

ホームページ制作を成功させるためには、明確な納期を設定し、そのスケジュールに従った進行が必要です。

制作過程には、ページ構成やデザインなど、クライアントの確認を要するステップが複数存在します。

これらの確認作業をスケジュール通りに進めることで、制作全体の遅延を防止できます。

不測の事態に備えて、余裕を持ったスケジュール進行も有効です。

スケジュールに余裕があると、急な修正や追加の要求にも対応しやすくなります。

制作会社と定期的にコミュニケーションを図り、双方が満足できるホームページを完成させましょう。

【まとめ】制作の流れを理解して目的に合ったホームページを完成させよう

ホームページ制作の流れをしっかりと理解し、注意点を押さえることで、自社の目的に合ったホームページを完成できます。

Di-na Di-naでは、初めてホームページ制作を依頼する方でも安心できるよう、丁寧なヒアリングを行い、ニーズに応じた最適なホームページを制作しています。

クライアントが不安にならないよう、定期的な進捗報告や公開後の運用サポートまで行っているので、お気軽にお問い合わせください。